【サイレントヒルで和を結ぶ】イベント情報 5/16〜18 西荻窪、静岡県産の着物周りを集めた珍しいイベントを開催します。

ふじのびんがた工房 半幅帯 きびたきの恋

68,000円(税込)

DETAIL

草花や動物、自然のユニークな図案が印象的な紅型工房、ふじのびんがた工房さんの半幅帯を期間限定で販売しています。

小梅ではおなじみ、遠州縞(綿100%)の地に、きびたきの心ふるわす風の吹く頃を染め附けた模様。
実際のキビタキはオスはイエローが目を引く目立つ鳥、メスはオリーブグリーンで緑の中に溶け込んでしまうカラー。5月から7月の爽やかな季節に繁殖期を迎え、オスはメスを呼ぶために高らかに鳴くのだそうです。そんなきびたきの恋の季節を、紅型独特のカラーで染めた半幅帯となっています。
幅15センチ、長さ445センチ。表、裏それぞれに、前にくる部分、垂れ先と、柄が入っています。

『きびたきの恋』 
 神を祀る場をその昔「やま」と呼んだとか。里の氣と山の氣を調和し整えてくれる動植物たちの一であるきびたきさん。彩の役割も担い麗しく、うつし世を共にいきる姿を、きびたきの心ふるわす風の吹く頃いのちの祝福を以て染め附けた模様。
 森羅万象の妙をできるだけ簡素に、形附けに適するデザインへ構図を創る事が一番時のかかる工程です。
上質な木綿の三河芯を用い、日本の和裁師による手縫いで仕上げた、びんがた半幅帯です。

海や自然、生命と魂、心を支える目には見えないものを染め附ける
ふじのびんがた工房謹製

▼びんがたの工程
形附け(カタチキ)の概略

 いきとしいけるものから構図の案を掴み、染附けの工程へ入る前に、一つの画を描き上げ、デザインを下絵に加工し、型紙に彫り出します。布地を精錬し初めて染の工程へと進み、手差しで一色ずつ染め附け、蒸し上げ、祓いをすべくお水に通して仕上げます。 
 全工程いち職人が旨の形附けですが、繰り返しお水を通す事でお水と響き合い染み入る味わいを持つ事が、「びんがた」の特徴かなと思うふじのびんがた工房の「形附け(カタチキ)」です。

▼びんがたとは
びんがたの歴史

 古の琉球王朝時代、神事に関する古式の衣装や王族の着物、 庶民の晴れ着や冊封使節を歓待する踊り衣装としても染められ、更紗や友禅の技法をも取り込みながら現在に至る「びんがた」は、脈々と受け継ぐ技術を用いて職人が手染める模様、一つ一つ丁寧に手作業の工程を重ねる日本の伝統工芸です。

こちらの商品2025.5.18まで販売いたします。また、5.16~18は、イベントでの対面販売を行っています。